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食品工場の秘密兵器

2024/10/09

さて問題です。
これは一体何でしょう。
※画像はメーカーのHPから拝借しています。

 

なんだか「凶器」の様にも見えますが、実はコレ「温度」を記録するロガーなんです。
ルナ物産でもこれとよく似たものを使っています。

機器のメーカーHPによると
本体の耐熱温度が+140℃です。温度センサーと温度記憶部が一体型です。
記憶容量が2メガほどあり、長期間の温度変化を記録する事ができます。

 

食べるモノをつくる上で安全な工程でなければなりません。
食品衛生法上では、食品の中心温度63℃、30分以上と定められています。
それと同等レベル以上の殺菌をしなければなりません。

そんな「殺菌条件」がキチンと守らている事を定期的に確認するために
この「温度ロガー」を使用しています。

例えば、ロガーを商品にブスっと突き刺して殺菌工程を通過させて、
出てきたところで商品を回収、ロガーからデータを抽出して記録を確認するわけです。
商品の中心温度が何度まで上昇し、何分間保持されたのか分かるのです。

さらにこの「温度ロガー」が正しく温度を測れているかどうかを外部機関で定期的に確認してもらいます。
だって、ロガー自体が故障したら何が「正しい」のかわからなくなりますよね。
そうやって日々安全な商品を作っている事を「証明」するんです。
皆さまの口に入るモノを造ると言う事は、大変な責任が発生するんです。

『殺菌温度ヨシ!!』

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